2009年5月4日月曜日

あらたに、、、


4月末で仲良しの台湾人インターン生、エンジェルがインターン期間を終えて台湾に帰国する。一緒に夕食を作ったり、遅くまでおしゃべりをしたり、楽しかったのでちょっと寂しい。韓国人インターン生のケイトは支社に移動になるし。なにかとさみしい4月末。そんな中、以前、この会社でインターンをしていた女の子がムンバイに旅行にやってきてオフィスに遊びにきた。現在はIBMで働く彼女、すごくフレンドリーで楽しい人だった。1年半ムンバイにいてカクタスで働いたそうで、「またムンバイに住みたい?」と聞いてみると「躊躇する。。。」と、、、、1年延長の話をしたものの本当に良かったのか???と不安になってしまった。エンジェルもやっと帰れる!と言ってたしなー。でも2年目だから少しは楽しめるかも、、、とちょっと前向きに考えてみるけれど。。。。

なかなか気分もすぐれず食欲がなかった先週。エンジェルたちとランチに行ったり、4月末で辞めた2人の同僚のためにチームディナーがあったりと結構イベントがあった。チームディナーに行く途中、2人の同僚と歩いてお店にむかっているとひょんなことから選挙の話になった。この2人は投票に行かなかったそうで、理由を聞いてみると、投票したってインドはかわらないからだそうだ。票はお金で買えるし、、、とも言っていた。いまだに身分制度の名残が色濃いインド。詳しいことはよくわからないけれど、世襲制の仕事から抜け出すのは簡単ではないのかもしれない。リキシャの運転手の子供はリキシャの運転手になる。とYすけくんが言ってたっけ。インドに来て思ったのは、家族の結びつきが強いということと、地域の結びつきが強い。女性の地位が低い。そして情報量が平等ではない。ということ。会社の男性同僚たちはとても親切であまり女性の地位が低いと思わせることはないけれど、たまに、ちょっとした発言に驚くことがある。ちょっとした発言が男性優位ベースのもとになされていたりすると、あーインドだなーと思う。ちょっと神経質になりすぎなのかもしれないが、そういう発言を聞くとがっかり、ひいてしまう。そういえばKなえちゃんが、公衆のトイレが普及してないのは女性蔑視だと言っていた。言われてみるとカフェでもトイレがなかったりする。なので女性にとって外出は大変なのだ。そして情報量。今はインターネットがかなり普及しているので地域、インド以外の情報を入手するのは簡単だけれどもそのインターネットを使えない人が多い。自分の地域、国以外のことを知らないとなかなか好奇心がわかず変われないと思う。変わらないほうがいいこともあるし、はたして変わったほうがいいのかどうか、どっちがいいのかはわからない。家族や地域の結びつきなんて日本では希薄になってきているし、その結果の弊害もある。逆にインドの人たちは家族、地域の結びつきが強くて人情味ある人達だ。アメリカにいるときに、私の友人たちはなんて精神的に豊かなんだろう。と思っていた。インドでは豊かというより人間味あふれる人たちだな。と思う。順番を守れず列の途中に割り込んでくる人など油断もスキもないけれど注意をしたら引き下がったり、私のただならぬ怒りのオーラを察してどうぞと譲ってくれたり、巧妙に言い訳したり、、なんだか怒る気力もなくなるほどケロリとしたもんだ。妙に好奇心旺盛で、ときどきシャイで、ときどきずうずうしくて、素直で、面倒みがよくて、、、人間味あふれる人達なのだ。

世界では豚インフルエンザが取りざたされているけれど、インドでは昨日の時点でまだ感染者は確認されていない。最近、インドの真ん中あたりで気温47℃と報道されているのでインフルエンザ菌も繁殖意欲をなくすに違いない。なんて思っているけれど、どうだろうか。インドのスパイス、ターメリックは殺菌効果があるそうなのでターメリックパワーでインフルエンザなんて予防できたりして、、、ちょっと違う?

写真は上からなかなか美味しい中華料理やさんでケイト、エンジェルと。真中は4月末で退職のニキータ、ナターシャのケーキカット。最後はインド初のチキンバーガー(Wimpy)

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