2009年2月23日月曜日

馬鹿みたい


今週からトランスレーターが1人減って補充なしのため勤務が7時半からになった。とにかく午前中息つくヒマがない。いままでやっていた業務にトランスレーションが加わったのだから当然といえば当然だ。早く働き始めれば早く帰れるかというとそれもそうでもなくて、業務が増えた分会社にいる時間も長くなった。JJにいる時もバカみたいに働いたと思うけれど、最近はインドでも似たような感じだ。違うところは家に帰っても1人なのでごはんの用意をしなければならないし、掃除、洗濯も待っているのでもっとツライ。何もかも否定的になってしまうし、ちょっとしたことにカチンとしてしまう。このままでは6月まで身が持たない。どうしたものか。。。
 
 とにかく仕事だけの1週間だった。木曜日に寝坊をしたものの帰りにジムに行くつもりで着替えやすいようにスカートをはいていったら、なんとジム用の着替えと靴を持っていくのを忘れた。結局残業してジムに行くエネルギーもないほどに疲れていたけれど、馬鹿だなーと思う。最近ジムではマシンーンの負荷を増やして背筋で32kg、ダンベルも5kgか7.5kgでやっている。というとみんなに驚かれた。ふふふ。なかなかハマっているのだ。日本に帰るころにはムキムキになっていたりして、と思うとちょっと怖いけれど楽しい。最近は右腕がなかなか筋肉質で古いTシャツの袖がひっかかる。この勢いでまだまだプヨプヨの部分を引き締めたい。明日日曜日は早起きしてジムに行こうかな。
  ブログのネタも尽きてきたので新聞を読んでネタを探そうとしていたらついついTVの映画を観てしまった。007カジノロワイヤル。2回目だったけどおもしろかった。007は最初の5分のアクションでもう満足だ。なぜだか不死身で、かっこいい車に乗って、お金持ちで、すごい美女を連れている。これは映画の王道だ。ヒンディ映画もそうだ。とにかく何不自由もない身分のヒーローがすごい美女とハッピーエンド。しかもヒンディー映画はそれに歌と踊りがつく。美女はあくまでもセクシーで、ヒーローはかっこよく何不自由ない身分だ。ベースは同じなのにどうしてこんなにハリウッド映画と違うんだろう??ヒンディはとにかく話の予測がつく。しかも長いのでかなりの覚悟をして観ないといけない。そして明日はアカデミー賞だ。ムンバイのスラムからお金持ちになるスラムドック・ミリオネアが話題だ。きっと賞をとると思う。これはムンバイが舞台だけれどイギリス映画(ハリウッドかも)だ。この映画、映画のタイトルを変更しろとムンバイのスラムに住む人たちがデモをしたり、何かと話題なのである。CNNでもスラムに住む家族がとりあげられていた。ムンバイに来てはや8ヶ月。まだムンバイのことをよく知らない。そろそろ探検しないと暑くて外に出られなくなる。朝晩もあまり冷えなくなってきた。。。

写真は台湾人のインターン生エンジェルがうちに来て一緒に春巻きと焼きそばを作ったときのもの。春巻きは春雨がなかったので台湾のビーフンで代用したけどおいしかった。

2009年2月16日月曜日

埃まみれの生活


いまというかモンスーンの時期以外、ムンバイは乾季なので外を歩くと埃っぽい。しかもうちの近所は地下鉄の工事とか排水管の工事とかいろいろあっているのでリキシャや車が通るとかなり砂埃が舞う。家も窓を閉めたことがないのでちょっとお掃除をさぼるととにかく埃っぽくなる。なので使いかけのパスタや小麦粉、米、コーヒーに紅茶、冷蔵の必要がないものまで冷蔵庫に入っている。そしてインド?には掃除機がない。きっと掃除機が発売されると飛ぶように売れるだろう、と思っていたらどうもそうではないようだ。なぜならメイドさんがいるからだ。掃除機だったら埃やゴミを吸い取るだけだけど、メイドさんは水ぶきもしてくれれば、お風呂場、トイレの掃除もしてくれるのだ。メイドさんを見つける前までは、自分で箒で掃いて、モップで水ぶきをした。でも埃がたまっているところはとにかく気持ち悪くて触れない。埃を吸いこんでぜんそくになりそうだ。そして水ぶき。洗剤が強いのでゴム手袋をしてモップを洗う、片手でうまく絞れない。水がポタポタ落ちてなかなかキレイにならない。とにかく私の掃除は時間がかかって、なかなかキレイにならないストレスフルなものだった。ムンバイに来た当初はモップを持っていなかったのでぞうきんがけがとにかく大変だった。とにかく必死だった最初の6か月。。。2009年の新年の抱負はメイドさんをみつける!だったら、いとも簡単に見つかった。そして2月の最初の日曜日からメイドさんに来てもらっている。初めての日曜日、9時半の約束が12時になってもこない。そして12時半前、やっときてくれた。ランチの約束に間に合わない。。。でも最初だし、ヒンディがわからないからしょうがない。1~2時間で終わるだろうと思っていたら3時までかかった。しかもすごい埃だ。7か月分の埃をお掃除してもらった感じだ。つくづく、こんな埃まみれの生活をしていたのね。。と感心してしまった。意外と生活できるもんだ。そして今日2回目のお掃除、早くもバケツの水が真っ黒だ。いつもキレイなサリーで来てくれるのでこんなに真っ黒になって申し訳ない。


  2月11日建国記念日の祝日には休みを申請していた。「していた」と過去形なのは突然休みをずらしてほしいと言われたからだ。理由はいろいろとあったけれど、別にお買いものに行こう。ぐらいしか予定がなかったのでワガママ言わないことにした。とにかく年度末やらなんやらで経理関係の問い合わせが多い。しかも手間がかかる。仕事もたまっているので働くことにした。そして、建国記念日。どうして祝日なの?どんなお祝いをするの?とランチタイムに聞かれたけれどよくわからない。日本はずーっと日本だし、どこかの国から独立したわけでもないし、、、説明も面倒だ。「よくわからないけど祭日なんだよ。」と答えておいた。そしてランチタイムの後に日本の国旗を小さく切りぬいた紙とピンが配られた。
今日は日本の建国記念日なのでナショナルフラッグをということらしい。日本にいるときにもこんなことしたことなかったし、建国記念日に日の丸なんかつけているとまるで右翼みたいだ。でもせっかくプリントしてくれたことだし、日本人は2人しかいないし。つけておくことにしよう。しかし誇らしげにつけれないので目立たないところにつけた。そしてここインドでは食品にベジタリアンとノンベジが一目でわかるようにマークがついている。そのノンベジのマークが日本の日の丸と同じだ。なのでここではノンベジと勘違いされても右翼と思われることはないのである。その日の丸をつけて仕事をしているとメッセージがきた。建国記念日にケーキを用意したのでどんなホリデーか5分くらいスピーチをしてほしいということだ。えーっ!ランチタイムで知らないって言ったぐらいだ。スピーチなんてできるわけがない。よし、そんな面倒なことはYすけくんに頼むことにしよう。とりあえずやる気満々のYすけくんがウィキペディアで調べてくれているけれど自分でも少し。しかし、こんな建国記念日初めてだった。

2009年2月8日日曜日

怒られた


アパートの近所にスーパーがあって最近のお気に入りはヨーグルトやさんのラッシーと土器に入ったヨーグルト。ここのおじちゃんが実に商売人なのである。インドの商売人というか、お店の人は外国人を見るとまずひいてしまって目をあわさないか積極的に話かけてくるか、のどちかにわかれると思う。意外とシャイなインド人も多い。でも一度話をして買い物をすると二度目からは顔を覚えてくれていて話しかけてくれるようになる。まー私の場合、近所の人たちと見た目が違うので覚えやすいという利点があると思う。まーそれが不利になることもあるけれども。とにかく、このヨーグルトやさんは私が通りかかると必ず声をかけてくれるし、アイスクリーム(インド版で自然の砂糖を使った普通のアイスクリームより体に良さそうなもの)もひとつひとつ説明して勧めてくれる。今日はラッシーはいいの?この味も試してごらん。と顧客が何を買ったか覚えていて勧めてくれるのだ。これくらいうちのクライエントサービスもできたらいいのにな。と思う。全く違う商品で、顧客の数も国籍も販売方法も違うけれど方法はあると思う。宿題のおかげで少しクライエントサービスについて考える時間をとることができた。そうそう、無事宿題は期限内に送信することができました!ペーパーもサラッと全部読んだし。(理解しているかどうかは別として)

 毎朝8時からの勤務で、インド時間の8時から5時まで電話の受付が仕事の一部だ。木曜日の朝いちばんの電話で突然怒鳴られた。久し振りにジョンソン時代のことを思い出した。あのときもたまにドクターに怒られたっけ。今回もドクター。私にはなんの判断もくだせないけれど、そのドクターの言っていることが正しいのか、うちの会社が本当に悪いのか、真相を知りたいと思う。あまりにも専門的な内容であるのと、直接担当者と話をすることができないので何が事実で何が誤解か、担当者は本当にその論文内容を理解せずに仕事をしたのか、ドクターがこちらに期待していたことがあまりにも大きかったのか??? 本当のところがわからない。しかも、インドと日本のカルチャーの違いもある。 これをドクターとこちら側ではいつもギャップがあるからねーと片づけてしまっていいのか?? ドクターと一口に言っても内科、外科、小児科、婦人科、そしてそれからさらに枝分かれして脳外科、整形外科、心臓外科、、、たくさん種類があってそれぞれ特色があったような気がする。以前クレームになった内科医は怒ってしまって電話口でろくに話もしてくれなかった。メールを送ってもあたりさわりのない返事だったのでどうしたらいいのかカスタマーケアの担当者と顧客の間にいるただのトランスレーターには顧客の真意がはかれなかった。ひとつ思ったのはインドでのクレーム処理はスピードが一番だ。なのでとにかくたたみかけるようにこちらの意向を伝えて顧客にアピールしているような気がする。顧客にとっては本当に考えてくれているのかと不審をいだかせるかもしれない。とにかく日本式だととにかく相手の話を聞いて最初はこちらの意向はほとんど伝えない。すぐにこうします!と提案することによってちっとも考えてないのではないか、本当は言えばできていたんじゃないか?自分たちの落ち度を確認したのか?と思われることも考えられる。しかし、インド式だと顧客の主張も聞くけれど、こちらからも主張する。きっとこういうクレーム処理方法に日本人顧客は慣れてないんじゃないかと心配だ。なのでこの内科医の先生も口を閉ざしてしまったと思う。とにかく、トランスレーターがEメールの内容を”I understood it.”と訳してしまったら、クレーム対応完了。素晴らしい。となってしまうような気がする。「理解しました。」の意味は深い。クレーム内容の対応に対して理解してもこの顧客が今後うちのサービスをまた利用するかどうかはわからない。日本人特有の静かに去っていく確率も高いと思う。言葉、文章の後ろに隠れている意味があまりにも大きい。

写真は上から、気がついたらうちの窓の選択干し場によそんちの洗濯物が干してあった。使ってないとはいえ、まったく油断も隙もない。2つめは朝寝坊して朝ごはんも食べずにいたらナターシャがサンドイッチをくれた。コロッケのようなのがはさんである。ティキとか言ったっけ??最後は台湾人スタッフのエンジェルがうちに遊びにきたときに一緒に作ったスープビーフン。博多から持ってきたちゃんぽんスープを使ったらおいしかった~簡単で野菜がいっぱい食べられる。

2009年2月1日日曜日

宿題


今週はずーっと風邪で調子が悪かった。月曜日は熱があるまま仕事して、火曜日は少しよくなったものの身体が重かった。水曜日は咳と鼻水がとまらず、木曜日にまた調子が悪く、金曜日、土曜日と調子が悪いまま。しつこい風邪だったけれど今日、日曜日は鼻がズルッとなるけれどジムに行ったし、部屋の掃除もしたし、ちょっとすっきり。
先週の火曜日に宿題がでた。毎月1度、クライエントサービスのチームでの勉強会のようなミーティングがある。どのように顧客満足度を向上させるか、というような感じのものだ。宿題は簡単に言うと、この勉強会で出された7ページものペーパーを読んでエッセイを書くもの。今週の金曜日が締め切りだ。英語に引け目がある身としてはこの7ページものビジネスに関するペーパーを読むだけでもツライ。そしてエッセイ。アメリカでのクラスが思い出される。締切の日には朝の3時くらいまでヒーヒー言って書いたっけ。。。エッセイはお題があるので多分、このペーパーを読まなくてもかけると思うけど、どうかな?? このエッセイを書くにあたってまず、インドと日本の違いの壁にぶちあたる。

インドで生活をしていると顧客満足度なんて言葉は思い浮かばない。日本ではモノがあふれていて、消費者に選択枝があるので顧客満足度は重要な付加価値のひとつであると思う。インドでは消費者がものすごーく多いので丁寧なサービスをしなくてもいいのか、それとも個人の主張がすごいのでそんなことしなくてもいいのかもしれない。何かあれば顧客のほうから言ってくるからだ。でも私が働いている会社の顧客の70%ぐらいは日本人だ。オペーレーションに携わっているけれどよくハラハラさせられる。そしてミーティングでも日本でのミーティングとは全く違う。まず、時間どおりに始まらない。○曜日の××時から。と決まっていてもその時間にランチをとりはじめる同僚たち。今日は××時からミーティングだからといってランチを早めにとるのは日本人。そしてミーティングは皆それぞれ話を持ち込むのでとにかく長い。主張がすごい。日本でのミーティングとはかなり違う。日本では時間どおり、割り当てられた時間内に終わるよう努力するし、質問なんてインドでのミーティングに比べるとほとんどないに近い。でもインドで生活しているととにかく主張しないとやっていけないのだ。スーパーに買い物に行ってもレジや野菜を計るところではすごい行列でおとなしく待っていると割り込まれたりするし、おとなしくしていると今日もリキシャのドライバーに料金をごまかされるところだった。
こういう中にあって日本の顧客へのサービスをとやかくいうのはかなり面倒で、絶望的になるくらいムリな気がしてくる。ひょっとしたらお客さんもインドの会社だしな。と多めにみてくれているかもしれないと都合よく考えたりなんかして。。。あーどうやってエッセイ書こうか。インドに来た当初はかなり改善の余地があるな。と思ったけれど、最近はそれを突き進めるには私1人ではどうしようもないし、主張のすごい同僚たちを説得する英語力もないしで、すっかり壁にぶち当たっている感じだ。インドのほかの会社はどうなんだろう?日本をマーケットにしていない、普通のインドの会社はどうやってるんだ?

今週はメイドさんを見つけてもらったので来週からお掃除にかける時間が削減される予定。うれしい。。。そして英語の学校に通う予定!まだ学校を探してないけれどがんばるぞ~

写真は上からおやつに食べるサモサパオ。このパンが意外といける。しかしこのサモサかなりの高カロリーらしい。。。4Rs. そして1月末で結婚退職のアムリタ(中央)旦那さんについてノルウェイに行くらしい。彼女はベジタリアンだけど旦那さんはノンベジ。ノルウェイに行くのを機にノンベジ食も考えてみるかもしれないと言っていた。