2009年4月26日日曜日

まいった~


今週月曜日には、日曜日の水漏れでまったく眠れないまま出社し、はやく水漏れを止めてもらうよう部屋の鍵を会社の人に預けた。午前中バタバタとしたので、お昼すぎにどんな様子か聞いてみると、まだ誰も行ってないという。えーっ!バケツには限界がある。だから昨日の夜も眠れず、2時間おきにバケツの水を捨ててたのに、、、。ひどい。バケツはシャワー室と廊下の境界線あたりにあるのでもう水が部屋にあふれているに違いない。気が気でなくなり、バケツの水を捨てにランチタイムを利用してアパートに帰る。というと上司まで出てきて、やっと配管工の人を手配してくれた。アパートに着くと10分ほどで配管工の人が来て復旧してくれたので、その気になれば簡単に復旧できたのだと思う。オフィスの人は本当によくやってくれると思うけれど、インド時間には参った。幸か不幸か廊下が水平でないために一か所に水がたまるようになっていて、リビングやキッチンまで水浸しという事態は免れたけれどその後処理が大変だった。とにかくこの月曜日までかかったハプニングにぐったり。やっぱりインドから撤退しろということなのかもしれないなーと、ちょっと弱気。とにかく消耗した。ツカレタ~。


よくわからないのでいままで話題にできなかったのだけれど、インドはいま、選挙の真っ最中だ。あまり政治のしくみや、政党がわからないのでいまひとつ興味がわかない。どうしてわからないかと言うと、新聞を読んでも略して政党の名前が書いてあるのでなかなか頭に入らない。チラシを見るとヒンディだけで、英語表記がない。それでもニュースなんかでは、次の首相は誰になるか予想してメールを送ってねーみたいなことをやっている。なので会社のランチタイムに同僚たちに聞いてみた。首相は今回の選挙で変わるのか?ひょっとしたら変わるしひょっとしたら変わらない。どうも、政党の獲得議席数によるようなので日本と同じで獲得議席数が多い政党から首相が選出されるようだ。選挙権は何歳以上か?聞いたけど何歳だったか忘れた。でもアメリカと一緒で登録した人にだけ選挙権があるそうで、選挙の時期になると死人が生き返ったりするらしい。(登録上ね)そして、アメリカでスピーキングクラスの宿題で大統領選についていろいろ調べたときに、アメリカではホワイト、ブラック、ヒスパニック票といった区別がなされていたけれど、ムンバイの投票者の割合ではヒンドゥ教徒、イスラム教徒、北方インド人と区別されている。宗教によって、代表や政策も違うんだろう。どういった票の読み方をするのか興味深い。
もうかれこれ選挙シーズンになってから日にちが経っている。でも日本のような選挙カーのうるさいアナウンスがないので静かなもんだ。ただ、選挙に立候補している政治家の大きな写真をあちこちで見かけるようになったなーと思っていると、見た!インドの選挙カー。博多どんたくの花バスくらいの大きさ(福岡以外の方、すみません!)で立候補者がバス前方の上部、バルコニーになったところに立っている。にこやかに手を振っていて、ものすごくゆっくり走るので後ろがすごい渋滞だ。でもマイクなんかないので静かである。ただ見物人というか支持者がワーワーまわりで言っているので選挙カーだ!とわかる。あと、すごい大きな写真がバスの側面についていて、かなりのインパクトだ。いったいいつ首相が決まるのかいまだ謎なのだけれど、いろんなゴシップは日本もインドもかわらない。すごい美人の政治家の妹がでてきて活動したり(本当に美人)、立候補者?政党代表者?の発言をめぐって問題になったり、、、でも日本と違うのは若い人の政治に関する興味が高い。エルビラに聞くと政治家なんて、議論中に居眠りしたり、私利私欲に走っていて、まったくインドの政治家はダメだ!と言っていたけど、若者の関心があるだけでも将来は明るい気がする。そういえば、今日、ニュースで首相の演説中に靴を投げた人がいて逮捕されていた。ひょっとして現首相はブッシュなみの人気なのか??でも靴を投げるってイラクの記者のマネみたいだけれど、現首相はブッシュより高齢。うまくよけれたのだろうか??早速ニュースを見てみよう。

写真はいつもエルビラと食べにいく路店のセブプリやさん。セブプリ、ベールプリ、パニプリ、いろいろあって楽しい。いつもはセブプリだけどきょうはベールプリ。インドのスナック文化はすごい。

2009年4月19日日曜日

またしてもチャレンジ??


土曜日はKなえちゃんとお買いものでタウンに行くことになっていた。初めて行くところで電車も1人で大丈夫かなーと半分ドキドキ、楽しみにしていた。3週間ぶりの2連休だし。。。。しかーし、朝起きると、トイレの水が出ない。タンクの水が空っぽで、横についている蛇口からも水が1滴も出ない。あれれ??トイレの横にあるシャワーのところは水が出る。台所も大丈夫。はて???イヤな予感。まず何をしないといけないか考えた。明日は日曜日なので今日中になんとかしないといけない。とりあえず、Kなえちゃんにトラブル発生と伝えると、ビルの問題かもよーと教えてくれた。そうか、しかしウォッチマン(門番ね)に確認しようにも言葉が通じない。とりあえず会社に連絡するとオフィスボーイを1人行かせるからね。と言ってくれた。10分後には行かせるよ。と言ってくれたのが10時前。オフィスボーイのババンが来てくれたのが12時過ぎ。ひととおり見てもらうと配管工を連れてくるから、ともう1人やってきた。いろいろ見てくれたけれど原因がわからないらしい。いろいろ出たり入ったりしてから、結局、ビルの問題でビルすべてのトイレの水が止まっているらしい。あと1時間半で水が出るようになるから大丈夫だと思うけど。。。。またあとで排水も見に来るからと言われ結局、お買いものにいけず、、、。すっかり買い物気分だったのでどうしてもお買いものに行きたい。外に野菜を買いに行く途中、ついリキシャを止めて会社の近くのショッピング通りに行ってしまった。お気に入りのお店で試着するもいいと思ったものはサイズがなく結局何も買えなかった。がっくりして歩いていると、そうだ、甥っ子の写真を入れる写真立てを買おうとインドの民芸品やさん的なところに入ると肝心の写真立てはなく、ドアに飾るぞうの鈴を買った。普段なら絶対に買わないはずなのにまったくの衝動買い。スッキリしないまま家に戻ると水はまだ出ない。1時間半なんてとっくに過ぎている。。。。結局水が出たのは翌日の昼過ぎ。
前日のトラブルで家にいたためによく眠っていたから日曜日はとにかく元気だ。でもこの時点でまだ水は出ず。ジムに行って戻ってからごはんを食べるとよし、買い物だ!お洋服の仕入れに行ってこようとバンドラまで出かけることにした。今日は練習のために電車で行ってみよう!と意気込んで着替えていると、ポタポタと水がおちている。???なぜ???その水をたどってみると昨日配管工の人が触っていたトイレの水まわりの大元だ。この大元はロフトにあるため、上から水がポタポタと落ちている。水が出始めたことだが漏れているわけだ。。。もうーーーーーーっ!とその大元の蛇口を閉めてみた。水漏れはとりあえず止ったのでよし!とお買い物にでかけることにした。Kなえちゃんが電車をよく使っているので、よし私も!と思ったものの、バンドラ地区まではリキシャで行くのとあまり料金はかわらない。すごい人ごみと行列を考えるとリキシャでバンドラまで行ったほうが快適かもしれない。いい勉強になったところでお買いものをするとスッキリ。(このお買いものは別ブログで後ほどご紹介)ショッピングの後は近くのコーヒーやさんでカフェラテを飲んで、バンドラの町並みを眺めていた。のーんびりコーヒーでも飲むと本当にスッキリしてもう1件行こうかと思ったもののすっかりいい気分になっていたし、結構、浪費していたのでちょっと歩いてみようと散歩がてら歩き出す。しかし暑くて、砂埃がすごい。特におしゃれなお店もないので食料品の買い物をして帰ることにした。気分よく家に帰ってきてみるとまたトイレの水の出が悪い。まったくもうーーーっと、大元の蛇口をひねってみた。そしたらなんと!!!水が勢いよく飛び出して、どっちにひねっても水は止まらない。家の中で雨が降っている。。。もうダメだ。。。と会社の人に連絡するも日曜日なので誰もどうしようもない。明日の朝来るからね。と言われてあとは自分でなんとかしないといけない。バケツをおいてぞうきんをおいて新聞紙もひいてみるけれどすぐに水がたまる。今日は眠れなさそうだ。

写真は今日のお買いものの一部。上は自分用に買ったタンクトップ。青は近ちゃんをイメージして買ったクルタ。タンクトップは後ろが結構あいていてヒモを首のあたりでリボン結びに結ぶとかわいい。またしてもいろんな柄とデザイン違いがたくさんで迷う。。。

2009年4月13日月曜日

不覚にも、、、


馴染みのリキシャがある。最近はほとんど毎日、同じリキシャなので毎回「Good Morning!」と乗り込んだら会社に着くまでボーッと乗っていられる。左、まっすぐ、なんて指示を出さなくていいし、遠回りされる心配もないので楽ちんだ。ひとつ難をつければ、このおじちゃん、どうも私が言っている英語はわかっているようなのに、私はこのおじちゃんが言ってるヒンディがわからない。ずるい。といっても物静かなおじちゃんなのであまりおしゃべりはしてくれない。Good Morningだけは言ってくれるようになったけれど、あとはお金を払ったときの「オーケィ、オーケィ」というインドのおじちゃんアクセントのOKだけだ。一度遅刻かも~とギリギリにアパートを出て焦っているときに、尋常でない空気を察したのかかなり飛ばしてくれて結局いつもの時間に到着し、感動のあまり「すごい早くて助かった~」というと翌日からものすごーく飛ばしてくれるようになった。インドの道路はデコボコなので時々リキシャの中で一瞬宙に浮いてしまうことがある、でもこのおじちゃんはそのデコボコをうまくよけて飛ばしてくれるのだ。
きのうは夜、エルビラの家に行く時にこどものリキシャドライバーにあたってしまい、途中でリキシャを変えるハメになった。きっと14歳くらいじゃないかと思う。しかも新米のようでノロノロと運転し、左と言うと、まっすぐだ!と譲らない。私のアパートからエルビラの家まで約40分、とてもこの運転じゃ間に合わない。と思っていたら止まって他のドライバーに道を聞く。運転中になんども振り返ってヒンディで道を聞いてくる(ようだ)し、もうダメだ。と思って途中でとめてほかのリキシャを探すよ。と言うと親切にも道を教えてくれたリキシャを紹介してくれようとしている。でもそのリキシャはアッという間に走り去ってしまった。違うリキシャをつかまえて乗り込むとあの少年ドライバーに悪いことをしたなーとちょっと後悔した。あんなに幼いのに仕事をしないといけない環境なのだと思うとちょっと胸が痛む。


イースターの日曜日はエルビラの家というか、フィアンセの家にディナーのおよばれをした。インドのディナーは遅い。7時半においで、と言われて到着したのは8時すぎ。でもディナーは10時前でそのまえに食べたポークで結構おなかがいっぱいになってきた。不覚にもカメラにメモリースティックが入っておらず写真がとれなかったけれど、ポーク、牛タン、マトン、チキンのそれぞれのカレーとピラフ。どれもお肉に合わせたカレーソースでひとつひとつ味が違っておいしかった。福岡で行きつけのスリランカ料理レストランのカレーを思い出した。でも今考えると、そのレストランのカレーは結構日本チックな味になっていたと思う。でも懐かしい~ そのディナーにはフィアンセのいとこ、そのいとこの甥っ子たち(双子)、フィアンセのおばさんがやってきて賑やかなディナーだ。そこでまた謎ができた。この双子の男の子たちは7歳で、大人の中にいておとなしかったけれど一人でごはんを食べないのだ。いとこのミッシェルが「私が食べさせよう!」といってお皿に2人前くらい食べ物をよそうと、双子の間をいったりきたりスプーンで食べさせている。この男の子たちもミッシェルが目の前にくると口をあけてパクンと食べる。何歳ぐらいから1人でごはんを食べるのだろう。女の子も食べさせてもらうのかな?と思った。何かと女性の地位が低いインド、男の子だけの待遇かもしれないと考えてしまった。考えすぎか??? 久し振りにポークや牛肉、マトン(ヤギね)は初めて食べてちょっとお腹まわりが気になった。ついつい食べ過ぎた。。。。写真が撮れなかったのが本当に残念!!!

2009年4月9日木曜日

スッキリ?だけど涙が出た。


先週の土曜日から日曜日にかけて会社のKickoff Meetingに参加した。ながーーーーい週末だった。土曜日は朝7時にオフィスに集合して9時ごろにはムンバイ市外の会場となる施設に到着。いろんな花が咲いていて木々の緑と青い空に映える。部屋の鍵をうけとって荷物を置きに行く、同室のPritpalはVashiオフィスからの参加でまだ到着していない。部屋に入ってびっくり!ホテルの部屋を想像していたのでギャップが大きかった。清潔なんだけどやっぱり研修施設だなーというつくりだ。そして朝食の後はチームビルディングとしてチームに別れていろんなゲームをやる。そして昨年度実績と今後のビジョンなんかのプレゼンをみて、さらにチームでのゲーム。そしてその夜の締めはチームのテーマソングにのって踊るというインドならではの締めだった。40人ほどのグループでも踊らない人も何人かいて、インド人はみんな踊り好きと思っていたらそうでもないらしい。やっと土曜日がおわって日曜日は朝からまたダンスをやってプレゼン。もう眠くて眠くていつの間にかボーッとしていた。そして帰るまえにまたゲーム。やっとバスに乗り込んで、今度は窓側に座って車窓を楽しむことにした。研修施設を一歩でると小さな村で、ムンバイの町並みから比べると、ここだけ時代に取り残されたようだ。きっと電気も満足にないんじゃないだろうか。そしてその村を出ると塩田が続く。ソルトレイクシティの塩田?とはまた違った昔ながらの塩田だ。ソルトレイクシティで見た塩の大地を思い出してアメリカの自然が懐かしくなった。やっぱりアメリカの自然はすごい。そしてスラム。暑い気温のなかビニールで仕切られた小さな四角の家?スペースが延々と続く。小さな子どもを抱いているお母さん、無気力に外に座っている男の人。う~~~んと考えてしまう光景だ。ムンバイの生活でも日本やアメリカと比べると不便だけれど、この村やビニールのスラムのことを考えると何も言えない。この生活の格差には毎回驚く。
  長い週末を終えて日曜日の夜にアパートに着くと何もする気力がなく、早くから眠ってしまった。それでも疲れがとれず、またしても、なんだか疲れてるね~と声をかけられる。今週は土曜日も出勤で日曜日まで休みがない。

6月の契約更改の前にインドから撤退か、一時帰国かを決めないといけない。先週のミーティングの際に上司にビザが切れることを告げていたのであっいうまにミーティングが設定され、簡単な話合いがあった。それでもまだどうしたらいいか決心がつかない。撤退か一時帰国か。いろんな考えが頭をよぎる。契約更改で話をしたものの、本当によかったのだろうかと不安になった。突然、そうだ、実家に電話してみよう!と電話をするとKuni(母)が出た。散々、インドじゃなくていいんじゃないか。と言われた。そうか、、、やっぱりな。と思いつつ今度は妹と話をする。やっぱりインド反対派だ。そうか、、、やっぱり撤退か。と考えると、契約更改で話をしているのを撤回しないといけない。今さらだよなーとどんよりした。このまま帰っていいのか、とも思う。翌日、ジムでウォーキングをしながらどうして帰りたいのか、どうして帰りたくないのか考えた。まだ上司に言えない。とりあえず、総務の人にはあと1年続ける自信がないことを告げた。どうやって上司に話そうか。なかなか切り出せないままどんよりしていると今日帰る間際に上司にちょっと話そうと呼び止められた。結局、契約更改で8月に一時帰国で話がまとまった。オフィスを出るとKuniから電話で、話合いはどうだったのかと聞かれた。すごい。ミーティングの直後に電話してくるなんて。。。結局どうしてこんなに悩んだのかと言えば、あと1年英語の環境に身を置きたいと思っているけど、ムンバイの生活はあまり私に優しくなく、しかも仕事のストレスも増えそうな予感の今後だったのであと1年と考えるだけで絶望的な気がしていた。だからなかなか決心がつかなかった。でもあと1年がんばってみようかと今日の話合いで覚悟を決め、ダメだったらダメだと思ったときに帰ればいい。と考えるとちょっとすっきり。Kuniにもそう説明すると気分が楽になった。
でも帰りのリキシャで涙が出た。 


写真は上から研修会場、ごはんの前の卓球。そしてゲーム中にシャッダーと。