2009年8月9日日曜日

インドにむいてない?


最近怒ってばかりいたら、今度は涙が出そうな出来事があった。まったく次から次にいろんなことがおこる。
毎朝7時20分前に家を出る。朝ごはん用にサンドイッチを作って、ラッシーの牛乳割りを飲んで、ゴミを出して、さー出かけよう!と勢いよくドアを開けたら、私の天敵ハトが入ってきた。信じられない。。。。私の鳥ギライは相当な筋金入りで、雀でさえそばに寄ってこられると足がすくむ。ハトなんて涙がでるほどこわい。しかも早朝。ルームメイトは眠っている。このままドアを閉めて何もなかったことにしたいが、鳩が家の中にいると考えただけでも気持ち悪い。なんとかせねば。。。でも自分ではどうしようもできない。もう、家の中にも入れないし気持ち悪くて涙が出る。しかも遅刻だ。どうしようかと一瞬迷ったけれど、お隣に助けを求めた。くつろいでいたお父さんがでてきた。鳥が怖いのに鳩が入ってきてしまったので助けてください。とお願いするとその家のお手伝いさん?を派遣してくれたが、結局シャワーしたてという感じで頭にタオルを巻いたお母さんがやってきて鳩を外に出そうとしている。そのうち、その家の双子ちゃんのかたわれとお父さんが手をつないで私の家に入っていった。私はとても家のなかに入れないので外から家の中をうかがう。お隣の家のなかではおばあちゃんが私に「1羽だけ?」というようにジェスチャーしている。「う、うん。。。」とうなずきながらも慣れてるなーと感心した。結局10分ほどで外に逃がしてくれた。良かった。良かった。なのでこれからは朝家を出る前には必ず、中からドンドンとドアをたたいてから開けることにした。しかし、考えられない事がおこる。。。。


 怒ったり、泣きそうになったり、そしてまた怒ったり、、、感情の起伏が激しくて疲れる。夜もあまり眠れない。しかも仕事も大変だ。夕方クニに愚痴の電話をかけて、ひととおり聞いてもらうとちょっとすっきりした。そして今日はずっと連絡がとれなかった南米の妹に電話をしてみた。すると、「そうそう、そりゃ、ひどいねぇー」と、いろいろ話を聞いてくれてまた、ちょっとすっきりした。そしてこの鳩の話をすると、パラグアイは蝙蝠だった。妹の家は蝙蝠が暖炉の煙突から入ってきて大変だったらしい。妹も「蝙蝠ってどうやって飛ぶか知ってる??そりゃあこわいよ」と言っている。しかも蝙蝠は狂犬病を媒介するらしく危険も伴うらしい。しかし、インドとパラグアイ、鳩と蝙蝠、マラリアとデング熱、デング熱と黄熱病。舗装されてない道路にボロボロのバス。なんだか似ている。そんなパラグアイに妹はもう何年も暮らしている。今は家族がいるからいいけれど、単身、パラグアイに2年もいたなんて本当にすごい、とこのまえリキシャの中で考えた。私は1年とちょっと、早くもくじけそうだ。「いやー、インドと日本の両方でちゃんと生活ができたら、世界中どこに行っても生きていけるらしいよー」と妹は言ってくれた。(インド在住ウン十年の人に言われたらしい。)私はそんなお墨付きはいらないので、もう虫さされがなくて、インターネット接続も簡単で、TVも簡単に繋がって、道路もデコボコじゃなくて、排気ガスがすごくない生活がいいのかも、、と思ってきた。。。


 今日ダニアースをしてみたら、ベッドのマットレスからダニが2~3匹駆除されていた。これで虫刺されともおさらばだ。と思っているがどうだろうか。。。。しかし、ペストコントロール(2回)、スプレータイプの殺虫剤、香取線香にベープマットタイプの蚊よけ、そしてダニアース(2回)。なんだか私自身も駆除されそうなぐらいなのに、インドの虫はすごい。病院にも行ったし、もう、これ以上できないぐらいに対策を講じた。それでもポリポリ掻いている。いったいこれからどうなるんだろうか、、、。敵がわかったところでダニさされについてインターネットで調べてみた。ダニさされの写真を見たら、私がさされたのとよく似ている。しかもすぐに痒くならず、2日後に痒みのピークがくるというのも納得だ。(いつも夕方ぐらいにオフィスで痒くなっていた。)そして意外だなと思ったのが、日本にはいろんな種類のダニ駆除グッズがあった。そんなに身近におこることなのか?と少し疑問。
クニこさん、ダニとりマットよろしくね。

写真は上から、トヨタのロゴを車内につけたリキシャ、いったいどこから持ってきたのか、、、。そして同僚のVibha.祝日でおしゃれしている。先週水曜日は祝日で女の子が男兄弟に腕輪というかヒモで編んだ感じのものを結んであげて、そのお返しに男兄弟からはプレゼントをもらうという日。昔、むかし、戦地に赴く兄(王子)の腕に妹の姫が腕輪をつけたのが始まりだとか。。3枚目は持ってきていた団子粉ときな粉で団子を作ってみた。中洲ぜんざいの氷しるこが食べたくなった。しかし、日本の味はおいしい。くにこさん、ついでのときに団子粉ときなこもよろしく!そして最後がクニに送ってもらったすいとんの粉とインスタントみそ汁ですいとんを作ったら、このすいとん、おいしい。さといも、さつまいも、じゃがいも、ニンジン、だいこん、そして玉ネギとひさしぶりに野菜をたくさん食べた。おいしかったー

6 件のコメント:

kuni さんのコメント...

書類の申請の事を読んでいたらわざと時間がかかるようにしていると思った。日本に研修に来て日本のやり方取り入れたらと思うけど。。。日本方式だったら早いこと確実よ。

でもフランスも遅いみたい。信子と電話で話していたらすべてにアナログ方式。パソコン買うときに100ユーロー戻ってくると言ったけど申請をして3ヵ月後に戻るらしい?戻るなら店頭で値引きすればと思うけど日本の電化製品買い替えのエコポイントの様なものかな?

Shiho Andheri (W) さんのコメント...

いやー、国民性ってあると思うね。あとインフラ。IT国家だって言うけどムンバイで暮らしている限り、そうは思わない。インドのシリコンバレーと言われるバンガロールに行けば別かもしれないが。農村に比べるとムンバイはかなり進んでると思うけれど、日本やアメリカに比べるとまだまだだね~何にしても手作業がメインだし、よくこれで問題起きないなーとそっちに驚く。郵便も本当に届くかな?といつも不安になるもんねー
まー日本でも配達しきれなくなった郵便捨てられたりとかしたことあるからねぇ。どっちにもリスクはあるねぇ???

youko さんのコメント...

そうかー、しほさんの天敵は、鳩なのか。意外な弱点。その怖い鳩がいきなり家に侵入したとあっては、身が竦みますよね。さぞ怖い思いをなさったことでしょう。すぐ対処できて良かった!隣の人が鳩に慣れてて、外に出してくれて助かりましたね。 

偶然の一致。鳩と蝙蝠の侵入に、私も遭遇しました。鳩は、お隣さんちに侵入。しほさんと同様、鳩が怖いタチの人で、真っ青な顔で助けを求めてきて。 しほさん同様、鳩のいる自分の家に入ることができず、私だけ家の中に押しこむんだよ。素手で柔らかく包みこむようにしたら、鳩がおとなしくつかまってくれたので、外に放すことができました。
鳩は比較的余裕でしたが、蝙蝠は怖かった。夜中、食卓で本を読んでたら、せわしげな大きな羽音が。ん?と見上げたら蝙蝠!わが目疑いました。どこから入ったのでしょうか?一瞬フリーズして、見なかったことにして寝てしまおうかとも思ったけど、ますます怖いことになりそうでしょ?真夜中、物知りの友達に助言を仰ぎ、蝙蝠に自発的に出て行ってもらうよう、一人頑張りました。南米の妹さんは、どう対処されたのかなあ。
 
インド、南米、日本を問いません。その辺で見かける生き物なら、いつ家の中に入ってきても不思議は無いです。
蝙蝠騒動の後、私の幸福感のハードルは低くなり「今日は蝙蝠が入ってきたわけじゃ無し」とそれだけでほんのり安らいだりして。しほさんの鳩対策としては、助っ人をぜき確保しておいてください。お互い苦手な生き物には、賢く対処していきましょう! 

kuni さんのコメント...

youkoさんも蝙蝠嫌いなんだ。安心した。私も一番大嫌いなものなんです。

昔夜で寝ていたら暗闇の中何か飛んでると見たら蝙蝠。夫が処分してくれたと思ってたら翌日ゴミ箱の蓋を取ったらそこに蝙蝠が。。。
思わずキャーと叫びました。それから蝙蝠は大嫌いと言うより見たくない。カステラの商標蝙蝠と思うけどそれは美味しいから許される。youkoさん鳩捕まえるなんて勇気ある。この前家の食器棚の上にすずめがいたのを皆びっくりして逃げた。すずめも驚いて飛んでいった。

Shiho Andheri (W) さんのコメント...

Youko さん、コメントありがとうございます!鳩を捕まえるってすごいですねぇ~私は絶対ムリ。私の半径1m以内に入ってこないで欲しい動物です。鳥以外の動物は結構平気だ~と思っていたら、まえのブログにも書いてますが、ネズミも怖かった。インドではアパートにネズミが遊びに来るんですよ~あれも涙ものでしたねー

日本では体験できないようなことばかりでエキサイティングな毎日です。ムンバイに住む友人達が口をそろえて本を出版しろ。というぐらい、エピソードには困りません。。いいんだか悪いんだか。。。。

たっこん さんのコメント...

Youkoさん うちはこうもりは何度も入ってきてました。 というのがどうも暖炉の煙突に住み着いていたようです。何度入ってこられても嫌ですねぇ・・・・どうしようもないから暖炉の前にダンボール張って出てこないようにしてたら、夜その中を飛んでいる音がするんですよねぇ・・・ しほちゃんはその音を聞きながらパソコンしてたよね?!
そのときは出られなくなって?食べ物もなくなって?死んでました。朝起きたら異様にハエが多いのでどこから来るのか探して、もちろん私とお手伝いさんです、一人じゃできません、もしかして?とダンボールをめくってもらうと、やっぱりいました!7,8匹死んでました。駆除はお手伝いさんにお願いしました。

最後の蝙蝠は子どもが寝ていて、私が一人の時でさあ寝ようかなと部屋に行ったら、影が動いているんですよ。ばたばたと部屋を飛んでました。どうしていいかわからず、夜遅かったけれど、仲良くしている近所のおばちゃんにSOSです。「殺しなさいよ!」「どうやって???」彼女が庭の仕事をしている男の子が寝ていたのを思い出したので、たたき起こして、「殺して」ってお願いしました。寝ぼけながら箒を振り回して殺してくれました。

その翌日煙突の上に、網を張ってもらって蝙蝠は入ってこなくなりました。
夕方とか庭、道を飛んでいる蝙蝠を見てもそんなに驚かなくなったけれど、家の中には入ってきてほしくないです。