2009年3月2日月曜日

初、ムンバイ観光


初めてムンバイ市内観光に行ってきた。Vashiオフィスの日本人スタッフの4人と車をチャーターして日本語のガイドさん付の豪華な市内観光だ。エルビラに言うとその代金で3回市内観光に行けるそうなのでかなりの贅沢。まずは1人で待ち合わせのCST駅まで行かなくてはならない。朝9時の待ち合わせなので8時の電車に乗ってちょうど9時前に目的地に着く行程だ。しかし1人で電車に乗ったことがないのである。エルビラのアドバイスどおり、Firstクラスの切符を買ってホーム6&7を探すが肝心のその番号がない。もう一度戻ってみて、、と思って引き返したらおじちゃんがどこに行くの?と聞いてきた。CST。と言うとそのホームはこっちだよ。と教えてくれた。親切なのである。やっとホームを見つけて乗り込むと女性専用車両のFirstクラスのはずが、おじちゃんが新聞を読んでいる。おじちゃん、間違ってるよ~と思っていたら、次に乗りこんできた人も男性だった。女性専用列車かミックス車両かのどちらかしかないので私が勘違いしていたらしい。長~い車両の先の女性専用Firstクラスを目指す。乗り込むと貸切だ。出発を待っていると物乞いの女性が乗ってきて私の対角線上に座った。なんだか不気味。ゴロンとイスに横になったり、しくしく泣いたり、しきりにこちらを見ている。どうなるんだろう??と不安になったところで別の女性が乗り込んできたのでその物乞いの女性は次の駅で降りた。ちょっとほっとした。目的地のCST駅は去年のテロで発砲があったところだ。大きな駅で郊外から乗り入れる電車と長距離の寝台車なんかが乗り入れている。インドはヨーロッパの影響を色濃く受けていて、このCST駅もヨーロッパ調のデザインだ。ロンドンやマルセイユの駅みたい。大きな時計があってとにかく広い。駅を一歩出ても、歩いている人はインド人だけれど町並みはヨーロッパ。とにかく迷子になりそうになりながらも集合場所に時間どおりに到着。日本語ペラペラのインド人のおばあちゃんがガイドでおもしろい。なんでも世界不思議発見とかにも通訳で出たことがあるそうだ。このおばあちゃんによると、インドの階級はピラミッド型で一番上の5%の大金持ちはインド人もびっくりの金持ちだそうだ。そして一番下の階級でも3つのクラスに分かれるらしい。路上に生活する人達、とりあえず屋根があるところに住んでる人達、スラム街でも家賃を払って住んでいる人たち。。。
このガイドさんの説明を聞いていると、今回のムンバイツアーは、金持ち、貧乏、テロリストがKeyワードだったような気がする。まずはムンバイの洗濯場へ、たくさんの人たちが働いている。本当にキレイになるのかな?と思うような汚い水でびっくりだ。おもに制服とか普段着の洗濯やさんらしい。ここで働く人たちの月給は6,000ルピー(約12,000円)だとか。そしてネール首相の奥さんの名前をとった公園とか高級住宅街、インド門、テロがあったタージホテル、聖トーマス教会、ガンディーのおうち、泥棒市みたいなの、おいしいランチ。テロがあったポイント、レオポルドカフェ、ここで2人のテロリストは食事をした後に銃を乱射したらしい。しかしテロの後2日後にはお店を再開、銃弾の跡も生々しいそうだ。そしてユダヤ教のラビが犠牲になったナリマンハウス、テロリストが上陸した海岸、タージホテルは何事もなかったかのように営業していて、宿泊客がプールで泳いでいた。(よしちゃん、ドバイで私たちが泊まったホテルもタージホテルだったんだよー)テロの現場となった階は工事中らしい。
そしてイスラム教の人達が住む地域のバザールへ。その地域に住むイスラム教の女性たちは黒いブルガを着ていない。いろんな色に刺繍が美しいけれどなんだかテルテル坊主のようなツーピースだ。あとで配られた資料を読むとヒンズー教からイスラム教シーア派にコンバートした人達で(12世紀ごろね)そこからまたさらに枝分かれしているらしい。奥が深い。そういえば、おひるごはんの前に行った公園の近くにはゾロアスター教の沈黙の塔があった。ゾロアスター教では亡くなった人たちの体を鳥に食べさせるという習慣だそうで、その死体を置く塔なのである。もちろん信者でないとここには入れない。そしてクリスチャンの聖トーマス教会、ステンドグラスが美しく、壁の彫刻も素晴らしい。イスラムの教会も白と綺麗なグリーンでかわいい。そしてインド人の85%はヒンドゥー教。宗教に関心のない日本人としては全くもって驚きだ。8か月目にしてムンバイの町をやっと見た、記念すべき1日だった。しかし暑かった。。
 写真は上からタージホテル、洗濯場、聖トーマス教会、CST駅の横の市庁舎だっけ?病院だっけ?、最後はガンディーがムンバイにきた時に住んでいた家。






                           ガンジーとなおみさんと。


                     意外と都会なムンバイ

 
                   ランチ!チキンドサおいしかった。

 
                   なおみさん、めぐみちゃんと。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ムンバイはすごく発達した都市と思っていたけど。洗濯場びっくり。日本ではまず見当たらない場所で貧富の差激しいね。貧困は人が人として生きていく上で最大の問題。政治が悪いのだろうが核を持つ国が。。。。宗教、政治、人種色々な問題抱えている国というの良くわかったよ。

Shiho Andheri (W) さんのコメント...

今までいろんな国に行ったけどこんなに貧富の差が歴然としる国は知らなかったねー。ホームレスの人とかは知ってるけれどインドは違う。この前会社から帰る時に、リキシで信号待ちしていたら子供の物乞いが寄ってきて足とかさわるんだよね。ちょうどみかんを持っていたから小さい子にあげようとしたら横にきた大きな子にうばいとられた。まだ私が持っていたのに、あれじゃひったくりだよ。で、喧嘩してたから、もうあげるのやめる。1人に何かあげると次から次に子供がでてくるしね。かと思えば、アメリカばりにショッピングモールが賑わっていたり。インドでの生活は大変だけど日本に戻ったらインドが懐かしくなると思う。そうそうアンティークの写真送るね。

匿名 さんのコメント...

しほさーん
しゃしんください♪

匿名 さんのコメント...

こんばんは~
U~田です。Shihoちゃんは、いろんな国を行ってその国の実情を肌で感じている様子が伝わってきて、たまに見て楽しいです。
まるで海外レポートだよね!

先日、Webの素材集をみてて刷り出し用の画像があったので、シール用紙にすり出して、keitoとyuitoにもって行きました。

keitoがすぐに切って、おもちゃ箱に貼っていました。

また~