2009年3月30日月曜日

楽しいお買いもの


今週はとにかく仕事だけだった。朝7時半から夜9時半までおかしくなりそうなぐらい働いた。夜7時半を過ぎると集中力が欠けて気が散ってくる。そして早く帰ろうとしてバタバタとやるので仕事も雑だ。一生懸命やった訳も違うファイルを添付して送信していた。がっくり。年度末が過ぎれば普通の業務量にもどって仕事帰りにジムに行くこともできそうな気がする。どうかな。今週は夜ごはんも昼ごはんもオーダーの確率があがって野菜不足。口の横が切れてきた。近所のヨーグルトやのおじちゃんにも「疲れてるねー」と言われてすかさず日本から持参したビタミン剤を補給。あっと言う間の1週間だった。

  先々週にKなえちゃんと一緒にバンドラ地区にお買い物に行った。Kなえちゃんは洋服のバイヤーをしているのでいろんなお店を知っている。いつもおしゃれだし、洋服やさん巡りが楽しい。待ち合わせのバンドラ駅でパイナップルジュースを飲みながら待っていると、かなえちゃん登場。レモン色のインド式パンツに白のタンクトップ。オーダーであつらえたその白のトップがかわいい。詳しく聞くと「このお洋服と同じデザインで作ってほしい」とサンプル持参でオーダーしたもので、なるほど身体にぴったり、しかもかわいいデザインだ。まずはコーヒーとサンドイッチで軽くお腹を満たしてからいざショッピングへ。最初に行ったCottonsはとにかくかわいいデザインでリーズナブルなお値段だ。あれもこれも試着したい。。。2人で交代で試着室に入って、そっちのピンクがいい、長そでがいい、このパンツにあいそう、、とか、かなりエキサイティング。結局妹2人と韓国の友人と自分用にいくつか買って満足。気分よく次はFabIndiaで甥っ子たちの洋服を買う。ここでもこれがかわいい、それがかわいい、とお洋服にアクセサリーとなかなか飽きない。ずいぶんまえに同僚の親族のお店で買った自分用のスーパーマンTシャツ、甥っ子の長そでシャツ、インド綿はやわらかくてかなり着心地がいい。もし、このブログを読んでくれている女性でインドのお洋服が欲しい!という方は見繕ってお送りします!こちらにメールしてね。shishu313@gmail.com インドではS, M, L, XLのサイズしかなくなかなか見極めがむずかしいですが、トップはだいたいSサイズで大丈夫だと思われます。ちなみに、私が着ているクルタはSサイズ、ちょっと最近たくましいので腕まわりがピッチリかな?というかんじです。ボトムは試着もせずに買ったSサイズだけにぴっちりでちょっと恥ずかしい。丈の長いトップにいつもあわせてます。

次の週末もミーティングとやらでお買いものに行く時間がない、翌週の土曜日は出勤だし。。お買いもの魂に火がつくのはもう少し先になりそう。それまでがんばって働こう。

2009年3月22日日曜日

No problem!


何をするにしても時間がかかるインド。家の前の道路も重機を使わず手作業でブロックを積み上げていくぐらいだ。郵便局に行ってもものすごーく時間がかかるし、融通が利かない。日本やアメリカの感覚で荷物を送ろうとしたら送れなかった。思わず、声が大きくなった。「どうしてこの封筒じゃダメなわけ~???この前は違う封筒でも送れたのに~」同じ受付のおっちゃんなのに、まったく融通が利かない。しかも郵便局に封筒なんて売ってないのでまた翌日出直しだ。しかもパラグアイはどこにあるんだ?と聞かれたので南米だよ。というと、後ろに並んでいたおばちゃんがSouth Americaって書いたほうがいいよ。と。。。「も~うるさ~い!外野は黙っておいて!」とさらに怒りに燃える。まったく。。。朝のリキシャの運転手も相当遠回りをしてまったく違うところで降ろされそうになって怒ったし。。こんな日は家でじっとしているに限る。と思ってお昼ごはんにお気に入りのチキンティカビリヤーニをオーダーしたら、お昼は味がおちる。どうやら夜と作っている人が違うとみた。なんて1日だ。

http://www.youtube.com/watch?v=LImhTTFu4b8
  映画の「Outsourced」でアメリカ人男性がクライエントサービスのマネジメントでインドにやってくる。しかもムンバイとか都市ではなくてムンバイから少し離れた町だ。その男性が部下のインド人が口癖のように「No problem!」と言うのに怒って、「問題だらけなのに、「No Problem!」と言うな~」と怒るシーンがある。No Problemと言われたことはないけれど、なんとなく気持ちがわかる。そのアメリカ人男性がいたたまれなくなってチーズバーガーを食べにムンバイのマクドナルドまでやってくるシーンでは、たまたま居合わせた別のアメリカ人に「すべてをさらけ出せば楽になるよ」と言われて一緒にチーズバーガーもどきを食べるのだけれど、私の場合はどうなんだろう?と思ってしまった。インド人女性が着ているクルタがなかなか着れない。体型の違いもあるけれど、(インド人はふくよかだけど、やっぱり顔が小さくて、足が長い)なかなかしっくりこない。誕生日のプレゼントにクルタをくれた同僚が、「会社に着ておいでね」と言うぐらいなかなかクルタが着れないのだ。まだまだインドに馴染んでいないということか。仕事も日本で働いた経験しかないので、ついつい日本と比較してしまう。仕事のやり方も違うし、考え方も違う。このOutsourcedの主人公のアメリカ人みたいになってないか?とちょっと不安になってしまった。そろそろ6月以降のことを決めないといけないけれど、どうするにしてもなかなか決心がつかない。映画ではアメリカ人主人公は上司に出された条件をクリアーしてアメリカに戻ることになるのだけれど。。。。さて私はどうなるか。考えても考えても結論が出ない。どうしようかな~。


写真は同じアパートのおばちゃんたち。真ん中のおばちゃんはパキスタンのイスラマバード出身とみた。(というのもヒンディがわからないので、そう言っていたと思っている。)下は近所のお店でミルクを煮ていた。ただミルクを沸騰させていたのか、パニールを作っていたのかは不明。ここでもミルクと言われたのしかわからない。ヒンディの壁は厚い。

2009年3月15日日曜日

Happy Holi!!


アパートの前の道路というか道を舗装工事している。アスファルトではなくてブロックを組み込んでいくタイプだ。これが驚く。重機は見当たらない。すべて手作業なのである。何人かで少しずつブロックを組んでいくわけなのだがあと2~3日で完了しそうな勢いだ。まず、ジャリをひいてその上にもっと細かいジャリをひいてブロックを組む。で、その上に土がかけられる。その上を人が歩いて、車が走ってブロックと土が馴染んでブロックがしっかりかたまるわけだ。コンクリートを使わないのでところどころブロックがグチャグチャになっている。きっと馴染む前に何か引っかかってとれたんだろう。道の真ん中に穴があいていたりする。夜は危険だなーと思う。

今週水曜日はHoli(ホーリー)だった。春が来たことを祝う祭りで色がついた水を入れた風船をひとにぶつけたり、カラフルな粉を顔に塗る。普通に外を歩いていても気をつけないといけない。幸い朝早い出勤だったので風船をぶつけられることもなかったけれど会社で顔に色をつけられた。朝早くからきゃあきゃあと賑わっている。そして午後、本格的に色がつけられる。もう誰が誰かわからないぐらいグチャグチャだ。床も机も色がついている。電話も一部赤い。。。その日の夜あったOutsourced(ハリウッド映画だと思う)という映画でちょうどホーリーの場面があるのだけれどカラフルでとてもキレイだ。お勧めの映画なのでぜひ!ホーリーがよくわかると思う。また貴重な体験だった。


そして13日は誕生日。休みをとって働かない!と思っていたらクレーム処理で出社するハメになった。なんだかんだと2時間ぐらい会社で働いていると同僚がケーキを用意してくれた。みんな「Happy Birthday!」と声をかけてくれる。しかし、人の誕生日をよく覚えている。感心した。いやいや、もう誕生日がうれしい歳ではないし、あまり人の誕生日を覚えることが難しいのでひたすら驚く。そしてケーキ。お誕生日の人がケーキを切るそうだ。日本だと切ってくれて一番いいところをお誕生日の人がもらう。と思っていたら本人がケーキを切って最初の一口を食べさせてもらう。顔にケーキを塗ったりすることもあるそうだ。出社して働いたのは腑に落ちないけれど出社しなかったらケーキで祝ってもらえなかった。ちょっと複雑?な一日だった。ケーキのあとはダニエルとエルビラがランチに連れていってくれた。おいしいフィッシュカリーとチキンのご飯を食べて大満足。みんなありがとう~

2009年3月8日日曜日

また


風邪をひいた。疲れだと思う。そして扇風機。まだ扇風機が必要ではない気温なのにつけてないと蚊に刺されるので扇風機をつける。もちろん眠るときも扇風機をつけてないと蚊にさされる。ベープマットをつけても蚊がいるので扇風機をつけていないと眠れない。日本から持ってきた液体のベープマットとインドで買った液体の蚊よけと2つつけても扇風機をまわしてないと必ず刺されて、蚊のブ~ンという音で眠れないのだ。今日もごはんを食べるあいだはまだいいか。と扇風機をつけてなかったら首と腕と早速刺された。まったく油断もスキもない。
 今回の風邪は鼻とノド、そして少し熱。火曜日に早退して眠っていたら少しは良くなった!と思ったら翌日はまた調子が悪く木曜日にやっと病院に行った。しほはよく風邪をひくから前のが治ってないんじゃないの?病院に行ったほうがいいよ。ただの風邪じゃないかもしれないし。と怖いことを言われたのでやっと病院に行った。以前かなりの虫さされで連れていかれた近所のお医者さんだ。しかし、このドクター身体をさわらないし、聴診器をあてるときも背中だけ、しかも服の上から聴診器をあてていた。あとは問診。前回の虫刺されのときも洋服の肩のあたりをぐいっとひっぱって腕を見せようとしたら、いやいや、見せなくていい。と言われた。ほぼ3分ほどの診察で50ルピー。処方箋を書いてもらって近くの薬局で薬をもらう。1粒がおそろしいくらいに大きくて飲み込むのに一苦労だ。そして強い。鼻は通るようになったものの乾燥して大変。翌日エルビラにやっとドクターに見てもらったよ。と言うと、「本物の医者か確認した?」と聞かれた。「へっ?」偽物の医者もインドは多いそうでつい最近もニセ医者が法外な金額で診療していたと新聞に出たらしい。しかもうちの近所で。いやいや、インド恐るべし。

土曜日によくなったかと思ったのに夜また熱がでて今日、日曜日は家でじっとしている。たまにゴロンと横になったりまったく不健康な1日だ。ジムにも行けない。新聞を読んでいたら世界一魅力的な仕事(イギリスの会社が募集しているグレートバリアリーフでの仕事)の記事が載っていた。200ヵ国以上の国から34,000人もの応募があったそうで現在50人にしぼられているらしい。で、ムンバイ生まれのカナダ育ちのびっくりするような美女が有力候補になっているそうな。なんでもナショナルジオグラフィックだっけ?ディカバリーチャンネルだっけ?でレポートしたり、自然保護活動にも熱心なひとらしい。誰がこの仕事を射止めるのか興味深いところなのであるそして世界女性デーの今日、インド人女性へのアンケート結果が記事になっていた。まだまだ女性の地位が男性より低いインド。結婚相手も両親が決めたり、宗教、だったり、占星術だったりで決まるぐらいだ。なかなか興味のあるアンケートだ。自分で働いたお金をどう使うかを決めるのは両親、夫と答えた人が半数以上。余暇の過ごし方を決めるのも夫もしくは家族と答えた人が半数以上。仕事のキャリアよりもファミリーが大切と答えた女性は67%。インドの8都市で20~40歳までの女性を対象としたアンケートらしいので農村部を入れるとまた違った結果になったかもしれない。いったい日本だったらどんな結果になるんだろうか?同じような結果なのか、それとももっと違ったものになるのか、、、。一緒に働いているインド人スタッフの女の子(26歳)はあと2年以内に結婚すると言っていた。早く結婚しないと幸せになれないそうだ。なのであと2年以内に両親がセットアップするか自分でみつけることになる。こちらは宗教、家柄、地域のつながり、いろいろあって大変だ。でも両親が決めた相手とでも特に抵抗はないように見える。やはりそういう習慣の中で生きていると自然なことなんだろう。

写真は今シーズン初のアルフォンソマンゴー。まだちょっと早いけどおいしい~。そしてお気に入りのコマーシャル「ハッピーデント」このコマーシャルが流れるたびに笑ってしまう。スリランカ人もビックリのインド人の歯の白さ。Youtubeはこちらhttp://www.youtube.com/watch?v=HdesIbwOYAA

2009年3月2日月曜日

初、ムンバイ観光


初めてムンバイ市内観光に行ってきた。Vashiオフィスの日本人スタッフの4人と車をチャーターして日本語のガイドさん付の豪華な市内観光だ。エルビラに言うとその代金で3回市内観光に行けるそうなのでかなりの贅沢。まずは1人で待ち合わせのCST駅まで行かなくてはならない。朝9時の待ち合わせなので8時の電車に乗ってちょうど9時前に目的地に着く行程だ。しかし1人で電車に乗ったことがないのである。エルビラのアドバイスどおり、Firstクラスの切符を買ってホーム6&7を探すが肝心のその番号がない。もう一度戻ってみて、、と思って引き返したらおじちゃんがどこに行くの?と聞いてきた。CST。と言うとそのホームはこっちだよ。と教えてくれた。親切なのである。やっとホームを見つけて乗り込むと女性専用車両のFirstクラスのはずが、おじちゃんが新聞を読んでいる。おじちゃん、間違ってるよ~と思っていたら、次に乗りこんできた人も男性だった。女性専用列車かミックス車両かのどちらかしかないので私が勘違いしていたらしい。長~い車両の先の女性専用Firstクラスを目指す。乗り込むと貸切だ。出発を待っていると物乞いの女性が乗ってきて私の対角線上に座った。なんだか不気味。ゴロンとイスに横になったり、しくしく泣いたり、しきりにこちらを見ている。どうなるんだろう??と不安になったところで別の女性が乗り込んできたのでその物乞いの女性は次の駅で降りた。ちょっとほっとした。目的地のCST駅は去年のテロで発砲があったところだ。大きな駅で郊外から乗り入れる電車と長距離の寝台車なんかが乗り入れている。インドはヨーロッパの影響を色濃く受けていて、このCST駅もヨーロッパ調のデザインだ。ロンドンやマルセイユの駅みたい。大きな時計があってとにかく広い。駅を一歩出ても、歩いている人はインド人だけれど町並みはヨーロッパ。とにかく迷子になりそうになりながらも集合場所に時間どおりに到着。日本語ペラペラのインド人のおばあちゃんがガイドでおもしろい。なんでも世界不思議発見とかにも通訳で出たことがあるそうだ。このおばあちゃんによると、インドの階級はピラミッド型で一番上の5%の大金持ちはインド人もびっくりの金持ちだそうだ。そして一番下の階級でも3つのクラスに分かれるらしい。路上に生活する人達、とりあえず屋根があるところに住んでる人達、スラム街でも家賃を払って住んでいる人たち。。。
このガイドさんの説明を聞いていると、今回のムンバイツアーは、金持ち、貧乏、テロリストがKeyワードだったような気がする。まずはムンバイの洗濯場へ、たくさんの人たちが働いている。本当にキレイになるのかな?と思うような汚い水でびっくりだ。おもに制服とか普段着の洗濯やさんらしい。ここで働く人たちの月給は6,000ルピー(約12,000円)だとか。そしてネール首相の奥さんの名前をとった公園とか高級住宅街、インド門、テロがあったタージホテル、聖トーマス教会、ガンディーのおうち、泥棒市みたいなの、おいしいランチ。テロがあったポイント、レオポルドカフェ、ここで2人のテロリストは食事をした後に銃を乱射したらしい。しかしテロの後2日後にはお店を再開、銃弾の跡も生々しいそうだ。そしてユダヤ教のラビが犠牲になったナリマンハウス、テロリストが上陸した海岸、タージホテルは何事もなかったかのように営業していて、宿泊客がプールで泳いでいた。(よしちゃん、ドバイで私たちが泊まったホテルもタージホテルだったんだよー)テロの現場となった階は工事中らしい。
そしてイスラム教の人達が住む地域のバザールへ。その地域に住むイスラム教の女性たちは黒いブルガを着ていない。いろんな色に刺繍が美しいけれどなんだかテルテル坊主のようなツーピースだ。あとで配られた資料を読むとヒンズー教からイスラム教シーア派にコンバートした人達で(12世紀ごろね)そこからまたさらに枝分かれしているらしい。奥が深い。そういえば、おひるごはんの前に行った公園の近くにはゾロアスター教の沈黙の塔があった。ゾロアスター教では亡くなった人たちの体を鳥に食べさせるという習慣だそうで、その死体を置く塔なのである。もちろん信者でないとここには入れない。そしてクリスチャンの聖トーマス教会、ステンドグラスが美しく、壁の彫刻も素晴らしい。イスラムの教会も白と綺麗なグリーンでかわいい。そしてインド人の85%はヒンドゥー教。宗教に関心のない日本人としては全くもって驚きだ。8か月目にしてムンバイの町をやっと見た、記念すべき1日だった。しかし暑かった。。
 写真は上からタージホテル、洗濯場、聖トーマス教会、CST駅の横の市庁舎だっけ?病院だっけ?、最後はガンディーがムンバイにきた時に住んでいた家。






                           ガンジーとなおみさんと。


                     意外と都会なムンバイ

 
                   ランチ!チキンドサおいしかった。

 
                   なおみさん、めぐみちゃんと。