2009年10月25日日曜日

かわいいお客さん


Diwaliの土曜日、ブログでも書いているとピンポーンと誰かがやってきた。食べ物をオーダーしたときぐらいにしかならないベルが土曜日の午前中だというのになっている。なんだ??出てみると濃いブルーのサリーを着た女性がDiwaliのお菓子を持って立っている。まわりには近所の子供がうじゃうじゃ遊んでいる。何か言われたけれど、ヒンディかマラティで何を言っているのかわからない。すかさずお向かいの女の子に「なんて言ってるの?」と聞くと「Diwaliだから来た」みたいなことを言ってるらしい。で、「どうしたらいいのか教えて」とその子供に聞くとそのサリーを着た女性にヒンディかマラティで聞いている。6~7歳にして完璧なバイリンガルだ。感心して待っていると「お金がいるんだって」と言われた。なーんだ、Diwaliのときにいつもビルのお掃除をしてもらっている人にお金をあげてたなーそういえば、と思ったが、ゴミ収集の人、本人ではなかったのでわからなかった。お金を渡して、通訳をしてくれた子供にヨックモックのクッキーを渡して、またブログにとりかかった。それからしばらくすると、またピンポーン!今日はよく鳴るなーと思いつつドアを開けるとさっきの通訳をしてくれた女の子とその兄弟か従兄が3人Diwaliのお菓子を持って立っている。
「Happy Diwali!!」と言ってホームメイドDiwaliのお菓子をくれた。なんだか嬉しい。前日の夜に仕事から真っ暗な部屋に帰ると、お隣とお向かいでは親戚が集まっているようでにぎやかだ。お向かいのおじさんも上等のクルタを着て楽しそうにお隣と往き来している。なんだか日本のお正月を思い出してホームシック気味だったのでかわいいお客さんが来てくれてうれしかった。ちょっとウキウキしながらまたブログの続きをやっていると、またもやピンポーン!ほんとに今日は多いなーとドアを開けると今度は、ハト退治をしてくれたお隣のお母さんと双子ちゃんとその弟が立っている。またもや「Happy Diwali!!」と握手をしてくれてまたホームメイドのお菓子をくれた。すごい!実はあとでこのお菓子を食べてみるとお隣のお菓子がすごくおいしかった。家庭ごとに異なる味で楽しい。こちらもすかさず写真を撮らせてもらう。

  そして午後に会社に行くとプージャといって小さな祭壇ができていて取締役夫妻とグルというのか日本風に言うと和尚さんみたいな人がいて祭壇の前でいろいろ儀式をやっている。仕事をしていると読経?が始まった。聞いていると日本の和尚さんと変わらない気がする。違うのは途中で歌がはいるのと袈裟を着てないぐらいだ。そうかやっぱり仏教はインド発祥なんだな。とヒンドゥの儀式を聞いているのに変に納得した。信心深いわけではないので、取締役においでおいで、とその部屋に手まねきされた時は困ったが、やっぱりここでもヒンドゥ教は懐が深いと思う。そしてその儀式のあとはスペシャルSweetsが配られた。Sweetな1日だった。


Diwaliの前に東京の子会社のカオルどのがムンバイにやってきた。カクタスで働いて1年ちょい。よくメールや電話で話をしているものの、実際に会ったことがなかったのでとても楽しみにしていた。アンデリ本社での勤務のときには私のアパートに泊まることになった。私が話好きなので、東京のマコトさん曰く、「眠れないだろう」という予測のもと、ついにカオルどのはやってきた。土曜日の夜に私のアパートに着いてからずーっと明け方4時、5時までおしゃべりをして、明け方のコーランの放送を遠くに聞きながら眠るという、いきなり予測大当たり!の出だしで翌日はお買いもの。バンドラとタウンのお店にお洋服の買い物に行きまたおしゃべり。バンドラのCottonsでお買いものをして電車に乗ってタウンへ、Fabindiaのカフェでカフェラテとチョコケーキを食べてまたお買いもの。そしておしゃべり。毎晩2時ぐらいまでおしゃべりをして朝7時半から働いて、、、楽しかった。

 さて、カオルどのはイスラエル、南アフリカ、そしてオーストラリアでの就労経験がある。なかなか旅慣れていて、うちにお泊りにきたときにも準備万端で驚いた。しかもうちに来る前に宿泊していたアパートのベッドで虫に刺されても、ちっとも驚いた様子もなく、想定内だったそうで、これまた驚く。さらによく聞くとパキスタンからイランへバックパッカーの経験もあり、パキスタンでのバックパッカー期間中に5人のバックパッカーが殺されてうち1人は日本人だった。という話を聞いてまたびっくり!なんともすごい経験の持ち主なのだ。影の社長と言われるのもうなずける人なのである。かおるどの、今度は日本でおしゃべりしようね。


写真は上から、お向かいのお子様たち。小さいほうの女の子によく助けられる。部屋に閉じ込められたときにも彼女が助けてくれた。次がお隣の双子ちゃんとお母さん。3枚目はお隣さんにいただいたDiwaliのお菓子。そしてオフィスに作られた祭壇とオフィスボーイの方。最後は(影の)社長、カオルどのCottonsの前で。

2 件のコメント:

youko さんのコメント...

御近所さんと友好関係で結ばれていて、喜ばしいこと!
しほさんは子供達からも、好かれている様ですね。
Diwaliの祝い菓子が方々から届いて、思わぬスィートな土曜日。
お正月のにぎわいとうきうき気分の御福分けでしたね。

影の社長(これって、裏番長のようなもの?
あ!違うか。)(知る人ぞ知る実力者 ってことだよね?)のかおるどのを迎えて、実に楽しそうな数日。
意気投合して、話が尽きなかった様子に、いまさらのように二人の若さを感じました。

Shiho Andheri (W) さんのコメント...

Youkoさん、このかわいいお客さんには続きがあって、日曜日の夜にまたお隣の双子ちゃんと弟がやってきたんですよ。ものすごく好奇心旺盛で、水を運んでもらっているとずーっとそわそわ外でその様子を見ていたのでクッキー食べる~?と言ったら部屋にはいってきました。お母さんが心配するだろうと思って玄関のドアを開けておくと、「蚊が入ってくるから」といって子供が閉めてたのには笑いましたね~。よくよく聞くと双子ちゃんは6歳、弟は2歳。こちらの子供は細いのでとくに双子ちゃんの年齢にはびっくり。4歳ぐらいだと思ってましたから。うちの甥っ子はりっぱなもんですよ。インドにきたらとても4歳と2歳には見えない。こっちの子供は小さめです。そして言葉。6歳のお子様たちは現地の言葉と英語のバイリンガル。2歳の子は現地語のみ。いつごろからバイリンガルになるのかかなり興味あります。