2010年5月23日日曜日

文化の壁?


1週間の休暇で福岡からムンバイに戻ってくるときに、台北から香港まで某電器機器メーカーの方と席が隣どうしになり、いろんな話をして楽しかった。
いつもインドでTVをみていると日本の電気機器メーカーのコマーシャルは地味だなぁーと思う。ちょっとハデなサムソンやLGの韓国電気機器メーカーのコマーシャルのほうがインドでは受けるだろうと思っていたので早速、どうなんですか?と聞いてみた。やっぱり、アジアの電気機器マーケットでは韓国の会社が幅を利かせているらしい。なるほどTVコマーシャルだけでなく、新聞の広告でもセット販売など積極的な広告をよく見る。いつも思うのだけれど、これは文化の違いなんじゃないか。韓国やインドがハデというわけではなくて、日本が地味なのだ。インドで働いていると文化の壁によくブチあたって、う~~~ん、と思うことが多いけど、それは日本流でやるから唸ってしまうのではないかと思う。しかし、長年日本で働いてきたものにとってはいきなりインド風になんてなれないのである。しかもお客さんのほとんどは日本人だ。このジレンマが壁である。
もし他の国で働いていたら、もっと違っていたのだろうか?でも、英語も上手くなく、日本語を武器に働かなくてはいけないので同じかもしれない。確かめてみたい気もするけれど、もうどうでもいいような気もする。どこで働いてもプロフェッショナルに私らしく働けるところがベストだと思う。桃源郷のようなものかもしれないが、、。

そしてついに断水を経験した。去年のモンスーンがいまひとつ雨量がなかったのでムンバイ市では去年から断水が断続的に続いていたけれど、私が住んでいる地区では断水はまだ一度も経験したことがなかった。そして今日、日曜日、メイドさんがお掃除中に「水が出ない!」と言いだした。そういえば、昨日、サトヤジがシホが住んでいる地域でも断水があるよ。と、言っていたっけ。いつも断水だー、と言ってもうちは影響がなかったのであまり信用してなかったけれど、今回は本当だった。残念。幸いこれから出かけるので戻ってくるころには断水も終わっているだろう。ひょっとして今までも帰ってから蛇口をひねるとカラカラと音がしていたのは断水の証拠かもしれない。知らなかっただけか、、。明日からはバケツに水をためることにしよう。

写真は上から、甥っ子達、Rashikaの送別会ランチ。YOKO Sizzlarのチキン。。。最後は祖母と甥っ子と姪っ子。





2 件のコメント:

youko さんのコメント...

え?そうですか?
日本の広告は地味?

私、コマーシャルを見るのが、かなり好きで、「コマーシャル・フォト・データベース年鑑」あたりを眺めては、「あ、これあった、あった!」と一人悦に入る(おたくっぽいか?)のですが、日本の広告は、どんどん洗練されていっていると、思います。
日本では毎月約千本余りの新しいCMが制作されているそうですが、クライアント名、商品名、カメラマン名、ディレクター名が連記され、寸分の隙もないコピーとくれば、もはやこれは「アート」なんだなぁ、と思わずには居られません。
商品の宣伝から離れて「作品」として一人歩きしている状態。
電通、博報堂といった大手広告代理店の隆盛を見ても、クライアント側・購買者側共に妙なところで遊びに走る余裕があるのでは?
アメリカのテレビコマーシャルを見て、私は「わぁ、ベタな感じ!」とカルチャーショックを受けました。
もろに、商品宣伝そのままだったから。
これをもって派手というなら、確かに派手ですね。
日本では、商品を売り込むCMでありながら、ちょくに商品を露出させない手法(というか、映像やコピーが際立ってしまい、結果的に商品自体の印象がかすんだ)が案外多いでしょう?
もう何年も前になるけど、清水省吾ふんするお父さんが、「ペットはお金ができてから」と言っていたにもかかわらず、うるうる眼のチワワと目が合ってしまい、即決、金融会社のカードで買ってしまう、というコマーシャル。あの年、チワワがブレイクして、ペット店では売切れ状態になったといいますね。
今になってみると、あの会社、アイフルだったかプロミスだったか、(確か四音だった。)記憶にないのですよ。
売上の増えたのは、金融会社ではなく、ペット点だったんじゃないですかね?

あ、つい、熱く語ってしまった。

しほさんのお仕事、満足な手ごたえが得られると良いですね。

Shiho Andheri (W) さんのコメント...

私もコマーシャルは大好きです。年末のCMベストテンみたいなの良く見てました。インドはとてもカラフルな国でソニーのブラビアのCMはうまいなーと思ってます。でも地味なんですよね。うまくまとまっているというか、優等生というか。。。インドではちょっと大げさなぐらいがいいのではないかと思います。ヒーローとヒロインというかボリウッドスターを起用しているのも韓国の電化製品、車の会社が多いような。。。やっぱり人気のボリウッドスターを使うほうがわかりやすい気がしますね。これはやっぱり社会の構造というか、いろんな言語があっていろんな習慣の人達がTVを見るわけですし、同じCMでも英語バージョンとヒンディもしくは現地語のCMがあるので日本とはちょっと訳が違うかもしれません。あと教育もあるのかなと思います。以前ブログにも載せたのですがHappy dentというガムのCMはインドらしくていいですよ。あれは日本でもうけると思う。最近もおもしろい!と思うCMがあったのですが、いざ書き始めると忘れてしまいました。ネットの接続状況がもう少しよければYouTubeのリンクもはりたいところですが、、、接続が悪いのであしからず。