
浄水器がまだついてないのと、ガスが使えないので食べ物をオーダーしようと思ったら、なんと住所はおろか、アパートの名前も知らなかった。外にでてビルに書いてある名前を確認しようと思ったら、ヒンディ-なので読めない。まずい。でも食糧の備蓄があるのでだいじょうぶ。あまりおいしくないけれどレトルトのインドメニューとパオ(インドのパン)を食べて夕食を済ませた。そういえば引っ越しの次は帰国だなーと思いつつパッキングもしなきゃなー、買い物にも行かないと、、、。と思っていると、はて、帰国の際、イミグレーションで記入する住所は新しいアパートの住所?それとも古いアパートの住所?と悩んでしまった。なぜなら外国人登録の際のブックレットには古いアパートの住所が記載されている。どうせ新しいアパートの住所は知らないしなー古いほうでいいか!と考えていたら、総務担当の人にFRRO(外国人登録の機関)に住所変更に行ってくるように言われた。えーーーーーーーっっっ!行きたくない。帰国前で何かとやることがある。しかもFRROに行くと、必ず無愛想な役所の人にかなり待たされてうんざりするハメになる。しかもビザがとれたらまたFRROに行かないといけない。まったくもって手間がかかる。総務の人にも、イヤだイヤだ、ビザの更新後でいいじゃないか!と言ってみたけれど、ビザがとれないことがないようにひとつでもリスクを減らしておく。と言われ泣く泣くFRROに行くことになった。しかも朝早いほうがいいから、と朝8時には電車に乗って行くように。ということだ。夜8時半まで働くのに朝8時の電車かーラッシュアワーじゃないか。。とどんよりしていると、Yすけくんが8時とかのほうがまだ人は少ないですよ。インド人は朝遅いから8時ぐらいはまだラッシュじゃないですよと言っている。そうか、8時か。。。
インドに来て間もないころ、オフィスボーイのビシュワナートがFRROに連れていってくれた。そのころあまり英語が流暢でなかったビシュワナートは、それでもいろいろと話しかけてくれて世話をしてくれた。あまりにもFRROで待たされてお腹がすいたので2人であるきながらポテトチップスを食べたっけ、、、と思いつつFRROへの道順を考えながらCST駅行きのホームへ行くとちょうどいい時間があった。Firstクラスに行くとまだまだ座れる。しばらく乗っていると馴染みの駅ばかりでこれはひょっとしてChurchGate行きの電車ではないか?と思い始めたが、Charchgate行きはホームが違う。だから大丈夫。と思っていたらやっぱりチャーチゲート行きだった。しょうがない。タクシーでFRROまで行こう。CST駅は近いので大丈夫!と思ったら誰もFRROを知らないので乗車拒否にあう。ここでもアルパにFRROがわからないーとHelpの電話をすると、タクシーの運ちゃんにヒンディーで説明してくれた。ありがとう!アルパ!しかし!!!運ちゃんよくわかってなかったようで違うところで降ろされてしかも違う方向を指さして何か言っている。降ろされたところがFRROの近くだったのでなんとか辿りつくことができたけれど、まったくインドのタクシー運転手は信用できないな。と思ってしまったが、よく考えると一般のインド人はFRROなんて全く用がないので知るわけがない。同じ敷地内の横のビルに門番ですわっている警察の人もあー聞いたことある。ぐらいの感じだった。気をとりなおして受付で並んでいると私の後ろに並んだ、初めてFRROに来たと思われる外国人と何度か来たことのある外国人の2人づれが英語で何か話している。ちょっと聞いていると、その初めて来た外国人はいったいどのくらい時間がかかるのか尋ねている。どのくらいかな??と興味津津聞いていると、その時次第だねー、僕はこのまえ3時間かかったし、でも別のときは40分だった。と言っていたので、私は住所変更だけだから40分だな。と思って手続きに向かった。すぐに担当者のところに通されてスムーズに処理が進んでいたときにデスク8に座っている男性がなにやらヒンディで怒りだした。どうやらデスク7に座っている女性が怒られているらしい。私の担当のデスク2のお姉ちゃんも気になるようでチラチラとそっちを見ている。デスク1のおじちゃんはうんうんと頷いている。怒ってる、怒ってると思っていたら、私の担当のデスク2のおねえさんがいきなり、それじゃ1時にもどってきて。と言っている。は?午後の1時?今、もらえないの?午後は働かないといけないんだけど???と言うと、でもそれがルールだから、、、。と言われた。ナヌーーーーーッ!これから3時間も待つのか???とげんなりしてアルパに電話をすると、それじゃあ、映画でも見て時間を潰すといいよ。それかショッピングは?と、、、、、、そうか、、待つしかないか、、と気分を変えて、とりあえず朝何も食べてないのでご飯を食べようとマックに行く。暑くてノドがからからだ。スプライトを飲みながらランチに作ってきたカマンベールチーズ入りベーグルを食べて新聞を読む。朝10時半ではお店もあいてないので涼しいところでのーんびりしてショッピングに出かけることにした。貞さんにおみやげのシャツを買ってもまだ時間がある。クルフィ(インドのアイスクリーム)を食べて再度FRROへ。やっともらった、FRROブックレット。サインとハンコをもらうのに3時間。まったく疲れるFRRO。ビザがとれたらまた行かないといけない。
これで安心。イミグレーションも簡単に通過だ!(もともと住所ぐらいたいしたことない。と思っていたけれどこれで堂々と行けるじゃないか!)と思っていた。いざ、空港に着いて所定の用紙に必要事項を記入してガラガラのイミグレーションに入っていくと、元気よく、こっちこっちと呼ぶおじさんがいる。そのおじさんのところに行くと「覚えてる?」と聞かれる。普通のどこにでもいるインド人のおじさんだ。肌のいろはミルクチョコレートぐらいで、ひげがあって、、、ううん。と首を振ると、「おむかいさんだよ」!!あーーーーーーーーっ!!!!私を見かけると走ってきた女の子のお父さんだ!えー制服着ているとわからなかった。ひゃー世間は狭い。東京以上の人口のムンバイで前のアパートのお向かいさんに会うなんて。となりに座っているおじさんも話に入ってきて、今度からイミグレーションでは並ばなくていいよ。と言っている。。。。「引っ越したんだよー」と言うと「知ってる、知ってる」と。。。こんなことならFRRO行かなくてよかったよなーと思いつつ、世間話をしてイミグレショーン通過した。なにかとあるインドなのであった。 さー、福岡に帰ろう!写真は上から、空港に迎えに来てくれた甥っ子たち、帰国翌日にはいろんな人が集まって庭で夕食。最後は念願、韓国料理のランチ、キムチクッスとスンドゥブ定食。おいしい~






