2010年6月13日日曜日

ホームメイドパニプリ


インドではスナック文化が発達している。インドの人たちは食事の時間が遅い。夕食はだいたい9時~10時以降だ。私の上司も夜ごはんはいつも10時以降(仕事が遅いのもあるかもしれない)、アパートのお隣さんとお向かいさんは私が帰宅する9時半ごろに楽しい食事の声と食器の音がする。インドの食器はステンレスの銀色のものが多く、音がよく響く。というわけで?か定かではないが夕方4時以降は路上のスナックやさんがにぎわうのである。バスを待つあいだ、仕事の帰り、夕方6時ごろにオフィスから出ると人がスナックスタンドにあふれている。
パニプリ、セブプリ、ラグラプリ、ベール。このメニューのほとんどはプリという小さいおせんべいのようなものとじゃがいも、たまねぎ、トマト、コリアンダー、セブ、マサラ、チャツネ、ペパーミントフォーター、などをいろいろと組み合わせているもので、組み合わせによってパニプリだったり、セブプリになったりするのだ。たとえば、私の好きなパニプリだと、丸くふくれたプリに穴をあけて、じゃがいも、タマネギ、チャツネ、コリアンダー、をいれて、パニ(ヒンディー語で水という意味)、ここではペパーミント、マサラなんかで味付けをした水、をかけて1口でパクッといただく。6個で12ルピー(約25円)。このスナックスタンド、いたるところでみかける。そして、衛生的にかなりあやしい。おじちゃんの手をふいているタオルもぞうきんのように黒いし、代金のやりとりも、じゃがいもをこねる手も一緒だ。初めてインドにやってきたときに、モンスーンまっただなかで人事部の人に、絶対に露店で買い食いしないように!と釘をさされた。モンスーンのシーズンはムンバイカー(ムンバイに住む人達)も買い食いを控える。用心深いところはレストランへ出前を頼むのも控えるらしい。


でも仲良しのエルビラも私もこのパニプリが大好きで、よく2人でこのスナックを食べながら、仕事の愚痴なんかこぼしあう。何を隠そう、彼女は私の初パニプリの人なのである。初めて雨のなか国立公園に連れて行ってくれた帰りにパニプリをごちそうしてくれたのだ。しかもモンスーンの雨の中。さらに氷が入ったパニ(味付け水)だったけれど、お腹をこわすこともなく、翌日おそるおそる「おなかの具合は大丈夫?」と聞いてきたエルビラをびっくりさせた。インド在住の人ならわかると思うが、この氷もこわい。よく日曜日の朝に近所の路上にムシロをのせたでっかい氷の塊が放置されているのを見かける。衛生的にかなりレッドゾーンだ。


ルチタはモンスーンシーズンに関係なく、年中パニプリの買い食いを家族に禁止されている。水が危ないからだ。私が路上のスナックスタンドでパニプリを食べると聞いて、かなり驚いていた。そしてモンスーンシーズンがスタートするかしないかのこの時期はもうパニプリは危険ゾーンなので、ルチタのおばさんが作るホームメイドパニプリに招待してくれた。いつも思うのだけれど、インドの人たちは本当によく食べさせてくれる。ホームメイドパニプリも、ルチタ、ルチタのママ、それぞれがどんどん丸いプリをのせてくれるのでものすごーくお腹いっぱいになる。でも本当においしい。きっとこれがムンバイ最後のパニプリだ。ルチタ、本当にありがとう!

写真は上から、Kapoor家のホームメイドパニプリ、2枚目はダヒプリ(ダヒはヨーグルトの意)、そしてルチタファミリー、私もKapoor家にまぜてもらった。

なおみさん、ゆきさんと行ったロイヤルチャイナ!おいしかった~

ランチ!オフィスボーイズ、しんごさん、ゆきさん、

ウィークデイショッピング。ルチタ、ジェイシュリー。すごい買い物量なのだ。

金曜日の夜に行ったシーフードレストラン!安くておいしい!Juhu。

ウィークエンドショッピング。シルバーストリーク(バンドラ)で。

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